4.リバーブ
リバーブの解説です。
リバーブとは残響音を足すエフェクターです。
『お風呂場』みたいな効果です。
このリバーブというのはこれまでのコンプやEQとは少し違う使い方が出来るんです。
コンプやEQは各トラックごとに挿さなければなりませんが、リバーブはAUXトラック(FXトラック)という所に挿す事が出来ます。
AUXトラックを使うと立ち上げるエフェクターの数を減らす事ができるというのがメリットです。(もちろん各トラックに挿して使う事も出来ます。)
まずはAUXトラックを作ってリバーブを挿します。リバーブの設定はとりあえずテンプレートを選ぶだけでOKです。(『ホール1』とか『スタジオ1』とかあるはず)
そしたら今度は各トラックにあるセンドを、先ほど作ったAUXトラックのインプットと同じに設定します。(AUXトラックのインプットが『バス1-2』ならセンドの設定も『バス1-2』に)
最後にセンドのボリュームをまわしてAUXトラックに送る音量(リバーブ成分の音量)を決めます。
センドボリュームのまわし具合によって各トラックのリバーブ量を決める事ができるので、リバーブを何個も立ち上げる必要がない訳です。
各トラックごとにリバーブ量を決めていると、最終的に音をまぜた時に「全体的にリバーブかかり過ぎ」なんて事になるかもしれません。
そうなった時はリバーブの設定を変えるなり、AUXトラックのフェーダーを下げたりして調整していきましょう。