2.ナチュラルマイナースケール
さてここからは『マイナースケール』のお話です。
実はマイナースケールというのは3種類あるのですが、ここではそのうちの重要な2つを紹介して行きます。
まずは『ナチュラルマイナースケール』です。
というわけで、『Cナチュラルマイナースケール』を紹介します。
間隔をよく見て下さい。「C」から始まって間隔が「2、1、2、2、1、2、2」です。
このように間隔が「2、1、2、2、1、2、2」になっているスケールを『ナチュラルマイナースケール』と言います。
『メジャースケール』よりも暗く感じますでしょうか?
では次に『Aナチュラルマイナースケール』を見てみましょう。
「A」から始まって間隔が「2、1、2、2、1、2、2」です。
気がつくとは思いますが、使用している音は『Cメジャースケール』と同じです。
しかし、『Cメジャースケール』は「C」から始まり「C」で終わり、『Aナチュラルマイナースケール』は「A」から始まり「A」で終わる、という事を意識して下さい。
とにかく『ナチュラルマイナースケール』というのは間隔が「2、1、2、2、1、2、2」なのです。
それでは最後にもう一つ、『Eナチュラルマイナースケール』を紹介します。
「E」から始まって間隔が「2、1、2、2、1、2、2」です。
そして『Eナチュラルマイナースケール』というのは、使用している音が『Gメジャースケール』と一緒なのです。
このように、『メジャースケール』と『ナチュラルマイナースケール』は「使用している音が同じもの」が1つずつありますので、その対応をまとめておきます。
メジャースケール | ナチュラルマイナースケール |
C C#D♭ D D#E♭ E F F#G♭ G G#A♭ A A#B♭ B |
A A#B♭ B C C#D♭ D D#E♭ E F F#G♭ G G#A♭ |
よく見比べながら1つずつ確認してみてください。