4.度をマスターしよう
今回は例題をたくさん見て『度』をマスターしようという回です。
何度なのかを考える時は、順を追って考える事が大切です。
まずは臨時記号を省いた状態で考えてみてください。
その状態で何度なのかをしっかりと確認してください。
その後で臨時記号を確認し、そこから半音何個分長くなるのか?もしくは短くなるのか?を考えてみてください。
各問ごとの解説は下の方にあります。
ここにある『度』が全て解れば、あなたは完全に『度』マスターです。
(1)長い方の3度で『長3度』
(2)これは『完全4度』
(3)下がB音、上がF音なのでこれは『減5度』
(4)上の音を1オクターブ下げると完全4度なので『完全11度』
(5)臨時記号を外すと長6度。そこから♭で-1されて『短6度』
(6)臨時記号を外すと完全4度。そこから♭で+1されて『増4度』
(7)完全8度から♯で-1されて『減8度』
(8)臨時記号を外すと増4度なのでそこから-1されて『完全4度』
(9)長9度から-1で『短9度』
(10)長6度から両方#で+1と-1、差し引き0でそのまま『長6度』
(11)完全5度から♭♭(ダブルフラット)で-2されて『重減5度』
(12)これは増4度からの♭♭で-2されて『減4度』
(13)減5度から上の♭で-1、下の♭♭で+2、計+1なので『完全5度』
(14)短6度から♯で+1、♭♭で+2、計+3なので『重増6度』
(15)短6度から上の♯で+1、下のx(ダブルシャープ)で-2、計-1で『減6度』
(16)完全12度から上のxで+2、下の♯で-1、計+1で『増12度』
解説を見ても分らない人は下の表を見ながらじっくりと確認してみてください。
1、4、5、8度(11、12)
「重減」-「減」-「完全」-「増」-「重増」
2、3、6、7度(9、10、13)
「重減」-「減」-「短」-「長」-「増」-「重増」