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 一夜漬け 音楽理論

11.さらなる音を付け足す

いよいよ佳境に入ってまいります。さらなる音を付け足すということで、まずは「C7」に14個目の音を足してみましょう。
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これは「C9」『シー・ナインス』というコードです。例によって9というのは「C、D、E、F、G、A、B、C、」の9です。

ここでのポイントは「○9」というコードは「○7」も含むということです。
では、「○7」じゃなくて「○6」や「○M7」に14個目の音を足したい時はどうするかというと、、、
「○6」に足す場合は「○69」『○・シックスナインス』となります。「○M7」に足す場合は「○M9」『○・メジャーナインス』となります。「M7」の7が省略されて「M」だけになったというわけです。

つまり、「○M79」の7が省略されて、「○M9」になったのです。
ということは「○79」の7が省略されて「○9」になったとも考えられます。


そしてもう一つ。「○7」(○6,○M7)を含まずに「○9」を付け足す場合、これは「○add9」というコードになります。『アドナインス』と読みます。
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「add」というのは加えるという意味で「C9」というコードとは違い「C」に「9」の音のみを加えるという考え方です。


さて今度は、14個目の「9」の音が変化するパターンです。
一つ下がって13個目、一つ上がって15個目に移動する場合があります。

2つ一緒に紹介します。
c9f.gif
c9s.gif
「C7-9」『シー・セブンス・フラットナインス』と「C7+9」『シー・セブンス・シャープナインス』です。見た感じ特に難しくはなさそうですが、

ここで書き方,読み方について重要なポイントがあります。
「-9 or +9」が付く場合は「7」を省略しない、ということです。

なぜなら、例えば「C-9」『シー・フラットナインス』てな感じに「7」を省略してしまった場合、「C♭9」『シーフラット・ナインス』と混同してしまう可能性が出てくるからです。
この2つのコードは全然違うコードです。「C-9」は「C」に「-9」を足したコード。「C♭9」は「C♭」に「9」を足したコードです。なのに読み方が同じであると間違えてしまいますよね。

ですから「-9」や「+9」が付く場合は「7」も書いて「○7-9」『○・セブンス・フラットナインス』や「○7+9」『○・セブンス・シャープナインス』等とするべきなのです。