14.ベースの音が変わる
時折、「Em/G」 や 「Em on G」
等という分数のコードを見かけます。『イー・マイナー・オン・ジー』と読みます。
これらは「Em」というコードでベースが[G]の音を弾くという意味です。
[G]の上に「Em」が乗っているというイメージです。
ポイントとして、分数の分母(onの後ろ)はコード名では無く音名という事です。ベースは一つの音ですので、分母(onの後ろ)に「○m」や「○7」というのはあり得ないという事です。
つまり「Em on G7」等というのはあり得ません。
「Em7 on G」ならあり得ます。が、実はこの「Em7 on G」というのは「G6」と同じコードなんです。是非確かめてみて下さい。
このように同じコードでも表記の仕方は様々です。
そしてもう一つ。例えば「F on G」等というコードもあり得ます。どういう事かと言うと、「F」というコードは「F、A、C」の3つの音で成り立っていますので[G]の音は入っていませんよね?
それでも「F」のコードにベースで[G]の音を弾くという事もあり得るというわけです。